ケガレを知らない、紅い花から、君は生まれた。
焼けた砂から、頭を出して、イヤイヤをした。
額に空いた、穴を指差し、君は叫んだ。
「夢を見てるの? ココにキてるの? ひざまずいたの?」


5ミリ四方の、覗き穴から、君を覗いた。
淡い緑の、色の中から、君は出てきた。
突然部屋の、電気が消えて、君は叫んだ。
「ドコを見てるの?何をしてるの?蔑んでるの?」


廻りまわって 部屋の隅まで
どうせ大した事じゃないから
踊り踊ろう 目が覚めるまで


「さァさァ僕らは、まァまァキレてる、やーやーやーや」
そうそう部屋には、もう水気の無い、葉っぱが落ちてる。
いやいやそれでも、味は残るぜと、葉っぱを舐めた。
君の飼ってた、虫みたいだね。


指を鳴らして、喉を鳴らして、君に近づく。
腕が震えて、足が震えて、膝が笑った。
肩をすくめて、怖がる俺に、君は笑った。
「どうせ、この世の事じゃないから」


廻りまわって 部屋の隅まで
どうせ大した事じゃないから
踊り踊ろう 目が覚めるまで
どうせ大した事じゃないから!


消える

慰める

目を覚ます